【保存版】セミリタイアするのに貯金はいくら必要か?経験者が論争に決着をつけるよ

こんにちは、セミリタイア投資家ののぶたです。セミリタイア生活8年目です。

今回は、セミリタイアするにはいくら必要か考えていきます。

セミリタイアしたいんだけど、サイトによって金額違うから、どれを信じていいかわからないよ!

このテーマは経験者の私に任せてください!魂をこめて書きますのでお付き合いください。

セミリタイアとは何か?

「セミリタイア」というと、南の島でジュースを飲みながらのんびり過ごすような悠々自適な生活を思い浮かべる人もいるかもしれません。しかし本当の意味はちょっと違います。

セミリタイアという言葉は、1990年ごろに大橋巨泉さんが、自身の出演する「ぎみあ・ぶれいく」以外の全番組を降板する際の記者会見で使った表現で、完全に「リタイア」しないことを強調したものです。

以降日本人の間では、早くからお金をためておいて、まだ働けるうちに仕事を辞め、のんびりと過ごしながら仕事もする、という意味合いの言葉として使われています。

「セミリタイア」は和製英語ですので、海外では使われない言葉です。

ちなみによく混同される「アーリーリタイア」「完全リタイア」ですが、「アーリーリタイア」は早期に会社を辞めることのみを表し、仕事をしない場合を「完全リタイア」、仕事をする場合を「セミリタイア」として使われています。

 

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セミリタイアにはいくら必要か?(ざっくり編)

セミリタイア資金は、ざっくり次の式で計算できます!

セミリタイア資金計算式
(年間の生活費 - リタイア後の年収 - 投資の年収) × 老後までの年数

サイトによって金額が色々と違うのは、この辺の変数が人によって大きな開きがあるからです。

年間の生活費

これはその人の生活水準によってかなり差がありますが、総務省統計局の「家計調査報告」によると、単身者の生活費は約200万円、2人以上世帯は340万円だそうですので、この金額をベースに考えます。

リタイア後の年収

これについては、厚生労働省の「毎月勤労労働調査」による、パートタイムの平均年収115万円を基準としたいと思います。

投資の年収はどうする?

GPIF(年金積立金管理運用独立行政法人)によると、国内株式の期待リターンは約3%、外国株式の期待リターンは約5%程度だそうですので、当サイトでは間を取って資産×4%を投資の年収とします。

老後までの年数

色々な考え方がありますが、30代の人が年金の繰り下げ需給でMAX144%になる70歳までの約40年を一応の基準とします。

セミリタイアに必要な資産は?

以上を踏まえ、野村證券の「みらい電卓」でシミュレーションしますと、セミリタイア生活に必要な資産は、

単身者 1800万円

2人以上世帯 4600万円

ということに一応なりました。(まだ結論ではありません!)

僕は今1000万円持っているから、あと800万円でセミリタイアできるね
実は1800万円でセミリタイアは大抵失敗します。

しかし、実はこの計算には重大な欠陥があるんです!!

ほかのサイトではあまり語られていないので皆様のお役に立てると思います。

続きをご覧ください。

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セミリタイアに失敗するのはなぜか?【重要】

単身者が1800万円、所帯持ちなら4600万円でセミリタイアできるという結果が出ました。しかし、実は先ほどの計算には大きな落とし穴があります。それは、投資の部分です。

資産を数十年と持てば、平均して4%のリターンがあるのかもしれません。しかしこれは平均にすぎません。毎年4%ではなく、年によってはマイナスの時もあるのです。

例えば、日経平均の1980年~2019年までの年平均の凋落率は約5%です。

しかしこれは毎年5%上昇しているわけではありません。2008年はマイナス42%、2013年はプラス56%とかなりの開きがあります。これらを平均して5%ということです。

単身者が1800万円あっても、運悪く2008年にセミリタイア生活を始めてしまうと、初年度の元本が-42%になり、資産の回復が間に合わず、15年程度で破綻してしまいます。

つまり、同じ年利5%でも、「毎年年利5%」「毎年変動した結果の平均年利5%」は全くの別物です。

「毎年年利」は虚構の世界、「変動年利(マイナス年利の年もある)」が現実の世界です。

私がセミリタイアに関して計算している他のサイトを見た限り、「毎年年利」で計算されているサイトはありましたが、変動年利で計算しているサイトは見つけられませんでした。

当サイトでは「変動年利を考えたうえで、セミリタイアには本当はいくら必要か、次の章で決着をつけたいと思います。

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セミリタイアにはいくら必要か?(決着編)

前の章では、「毎年年利」変動年利全くの別物という話をしました。

次の表は、インデックスファンドを作り、過去の相場をランダムで再現し、資産別に100回ずつシミュレーションした結果です。

単身者のセミリタイア成功率

セミリタイア時資産 生存回数 破綻回数 生存率
1000万円 6 94 6%
1200万円 25 75 25%
1500万円 50 50 50%
1800万円 68 32 68%
1900万円 70 30 70%
2000万円 85 15 85%
2200万円 84 16 84%
2500万円 94 6 94%
3000万円 96 4 96%

※投資リスクを取らない場合、4000万円が必要となります。

2人以上世帯のセミリタイア成功率

セミリタイア時資産 生存回数 破綻回数 生存率
2500万円 8 92 8%
3000万円 17 83 17%
3500万円 37 63 37%
4000万円 47 53 47%
4600万円 65 35 65%
5000万円 79 21 79%
5500万円 83 17 83%
6000万円 90 10 90%
6500万円 91 9 91%
7000万円 98 2 98%

※投資リスクを取らない場合、9000万円が必要となります。

補足説明

・インデックスファンドの内容は、日経平均:ダウ平均を3:1の割合としています

※ダウ平均の過去40年の相場は年利10%を超えるため、楽観的なシミュレーション結果になりすぎます。日経平均を中心に据えることで現実的な年利(6%)までに調整しています。

 

・過去の相場をランダムで再現させて、「下げ相場がいつ来るか分からないし、いつ終わるかも分からない」状態にしています

※過去40年の日経平均とダウ平均を前述の割合(3:1)で調整し、年間凋落率をランダムで並び替えることによって、先の見えない相場の再現を図っています。

 

・毎年生活費(単身者200万円、2人以上世帯340万円)を出費します

・40年破綻しなかったら「生存」としています

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まとめ

当初の計算だと、単身者が1800万円、所帯持ちなら4600万円でセミリタイアできるという結果が出ましたが、現実には3分の1の確率で破綻することがわかりました。

シミュレーション結果を見ると、どうやら95%以上の確率で現実世界の荒波に耐えるには、

「あなたがみらい電卓逃げ切り計算機で計算した必要金額の1.5倍程度の資金が必要」です。

よって当サイトではセミリタイアに必要な資産は

健康で文化的な人生のためのセミリタイア資金

単身者: 3,000万円

2人以上世帯: 7,000万円

とします。家族持ちはハードル高いですねー💦

皆様の投資の参考にしていただければ幸いです。