こんにちは。セミリタイア投資家ののぶたです。投資歴は10年以上です。
今回は、優待株の買い時について徹底解説します。超重要な内容です!
優待株の株価サイクルから、買い時を探る
次のグラフは、優待人気株銘柄のうち年2回優待銘柄100銘柄をピックアップし、数か月間にわたって株価を追跡調査した結果です。
権利月初日の株価平均を100としています。上昇相場の年もあれば、下落相場の年もありますので、過去10年の株価の平均を取り、できるだけ相場の影響を少なくしてのデータ分析を試みています。
その結果、権利日直前の株価が高く、権利日をまたいで株価が下落し、また次の権利日を目指して株価が上昇していくサイクルが読み取れました。
ヤマダ電機同様3月優待の株を例にとって説明します。 権利月翌月(4月) の株価は 権利月初日(3月)より約4.25%下落しているのがわかります。
つまり3月に入ってから株を買うのでは、優待はすぐ取れますが株価下落のリスクが高いということになります。
1単元200,000円だとすると、4.25%は8,500円の損失です。1,000円の商品券とか貰っても大赤字です。
同様に9月から10月にかけても約2.25%下落しています。9月まで来てしまったら、あきらめて次の権利落ちを待ちましょう。
一方、権利月翌月(4月)に株を買えば、次の権利日に向かって利益を積み重ねることができます。
権利日の翌月は、株を買うのには一番有利な位置です。次の権利月までに10%以上もの値上がりが見込めると言えそうです。
逆に権利落ちでは、平均3%程度株価下落のリスクがあります。年2回の優待ですので、一年で6%の下落です。配当利回りで6%を越える銘柄はほぼ無いですから、多くの場合で権利日直前に買い付けるべきではありません。逆にもし配当利回りが6%以上なら積極的に買い付けても良いでしょう。
年一回優待銘柄も同じように検証してみました。
こちらも同じように権利月翌月が一番安く、権利月が一番高い結果となりました。
一年で20%以上もの値上がりが見込めると言えそうです。権利落ちでは、平均2%程度株価下落のリスクがあります。配当利回りで2%を越える銘柄は少ないですから、多くの場合で権利日直前に買い付けるべきではありません。逆にもし配当利回りが2%以上ならば、いつ買うかはあまり気にしなくてよいかもしれません。
年2回優待銘柄は、権利日を挟むと年間6%の下落だったのに比べ、年一回優待銘柄は年間2%程度に収まっている点に注目です。年2回優待銘柄の方が短期売買のターゲットにされていることがうかがえます。
イザナミに代表されるシステムトレードソフトを使うことで、誰でも簡単に先ほどのような検証をすることができます。
株価はもちろん、PBR等の投資指標も検証することができるものもあります。
システムトレードソフト各社比較の記事を書きましたのでご参考になれば幸いです。
優待株の買い時まとめ
- 株主優待株は、権利日の"翌月"に買うべし!!
例)3月、9月優待なら4月1日か10月1日に買い - 権利月になったら絶対に買ってはいけない!!
例)3月、9月優待なら3月と9月に買ってはいけない - 配当利回りが6%以上なら気にせず買い!!(年2回優待銘柄)
- 配当利回りが2%以上なら気にせず買い!!(年1回優待銘柄)
株主優待投資を始めたいけど、証券会社はどれがいいの?
株主優待投資の場合、保有期間が半年以上と長くなりますので、たとえ優待を取らないつもりでも信用取引はお勧めできません。なぜなら長期保有の信用取引コストは甚大だからです。現物取引手数料の安い証券会社を選ぶべきです。
ライブスター証券が信用手数料無料化を発表したことを受けて、各社も次々と新しい手数料を発表!!
手数料の値下げ戦争が勃発しています!!
当サイトはその動きを注視して随時更新していく予定です!!