こんにちは。セミリタイア投資家ののぶたです。投資歴は10年以上です。
今回は、株主優待を取らない戦略は成立するのか?というテーマです。
という人にもおすすめの内容となっています。
優待を取らない戦略を検証するよ
優待を取らない戦略とは?
株主優待は貰ってうれしいものなのに、取らないとはどういうことか?
株主優待を貰ったことがある人ならわかると思いますが、権利日の翌日は株価が大きく下落する傾向があります。
今回の話の前提として、株主優待銘柄は権利日の翌月が一番安いという事実を知っておく必要があります。
権利日を挟むと何パーセント下落するのか、権利日までどのくらいの利益が見込めるのか?など詳しくはこちら。
優待を取らないので何となく悔しい気持ちになりますが、どうなんでしょうか?
株主優待は取った方が得か?取らない方が得か?
実際に検証してみました。
次の表は、優待人気銘柄100銘柄(年2回優待)を、権利日が過ぎた翌月に買い、優待を取って権利月翌月に売るという戦略(例えば3月、9月優待銘柄であれば、4月1日に買い、10月1日に売る)を、10年間繰り返したデータです。
優待取るver.(年2回優待銘柄) | |||
トレード数 | 勝率 | 平均損益 | 一銘柄平均年利 |
707 | 62.5% | 9.17% | 18.34% |
10年で700回以上もトレードしているのに、平均年利は18%を超えます。これでも素晴らしい結果です。優待銘柄の株価上昇力の強さがうかがえます。
それでは優待を取らない場合はどうでしょうか。次の表は、先ほどと同じ優待人気銘柄100銘柄(年2回優待)を、権利日が過ぎた翌月に買い、優待を取らずに権利月初日に売るという戦略(例えば3月、9月優待銘柄であれば、4月1日に買い、9月1日に売る)を、10年間繰り返したデータです。
優待取らないver.(年2回優待銘柄) | |||
トレード数 | 勝率 | 平均損益 | 一銘柄平均年利 |
707 | 70.3% | 11.9% | 23.8% |
な、なんと、勝率7割越え、一銘柄の平均年利は23.8%にもなってしまいました!!
優待を取った場合と比べて5.46%年利で上回っています。優待や配当利回りで5.46%を超える銘柄はめったにありません。多くの場合で株主優待は、取らないほうが得だと言えます。
公開していいんでしょうか?レベルの恐るべき利回りですね・・・まさに最強手法の完成です!!
ちなみに年一回優待銘柄のデータはこちらです。
優待取るver.(年一回優待銘柄) | ||
トレード数 | 勝率 | 一銘柄平均年利 |
319 | 59.56% | 20.95% |
優待取らないver.(年一回優待銘柄) | ||
トレード数 | 勝率 | 一銘柄平均年利 |
319 | 63.64% | 23.34% |
年一回優待銘柄でも同じような結果です。この戦略の有効性は非常に高いと言えるでしょう。
いかがでしたか。皆様の投資の参考にしていただければ幸いです。
優待を取らない戦略まとめ
- 株主優待は基本的には取らない方が得!!
- 株主優待株を権利日後翌月に買い、権利月になったらすぐに売る!!
例)3月、9月優待なら、4月1日に買い、9月1日に売る - これだけで年利23%超え!!
株主優待を取らないなんて面白くない!!という人も年利20%は確保できます。その方法はこちら
株主優待投資を始めたいけど、証券会社はどれがいいの?
株主優待投資の場合、保有期間が半年以上と長くなりますので、たとえ優待を取らないつもりでも信用取引はお勧めできません。なぜなら長期保有の信用取引コストは甚大だからです。現物取引手数料の安い証券会社を選ぶべきです。
ライブスター証券が信用手数料無料化を発表したことを受けて、各社も次々と新しい手数料を発表!!
手数料の値下げ戦争が勃発しています!!
当サイトはその動きを注視して随時更新していく予定です!!